株式会社Saaaveでは、法務省と厚生労働省が推進する更生保護就労支援事業の一環である協力雇用主として2018年に登録、2019年から刑務所出所者の雇用を実施し、弊社の足場職人として現在までで10名を雇用しました。
協力雇用主について
協力雇用主とは、刑務所出所者等の自立及び社会復帰に協力することを目的として、出所者等を雇用する事業主のことです。令和 2 年では全国に23.301社が協力雇用主として登録しています。
また、平成31年4月法務省保険局資料によると、協力雇用主として登録しているのは建設業が53%、サービス業14%、製造業11%で、従業員規模100人未満の事業主が全体の8割を占めています。刑務所出所者と職場のマッチングを図る上で、幅広い業種の事業主の協力が求められています。
無職者と有職者で異なる再犯率
いま、刑務所出所者の再犯率の高さが問題視されており、再犯防止のためには就労支援や雇用の確保が必要だといわれています。平成26年〜30年の法務省調査によると、刑務所出所者の再犯率は無職者と有職者で大きく異なります。再犯で刑務所に戻ってしまった人の多くが仕事をしておらず、無職者の再犯率は有職者の3倍にものぼります。
刑務所出所者が再犯や再非行に至らないためには、安定的な仕事に就き、責任ある社会生活を送ることが重要だと考えられています。
安全・安心な社会のために当社ができること
再犯を減らし、より安全・安心な社会をつくるために、当社では刑務所出所者の雇用主として登録しております。前歴のために就職が困難な人を理解、支援することによって、よりよい未来をつくると信じ、取り組んでまいりますので、ご理解とご支援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。